桃、スイカ、さくらんぼ、ブルーベリー、梨、ぶどう…果物が美味しい季節が来ました♪
購入した果物や頂いた果物。美味しいから愛犬にもあげたいけれどこの果物ってあげてもいいのかな?….ネットをチェック…..これはここではダメって書いてある。。ここでは大丈夫と書いてある。。どっちなの??

こんな経験ありませんか?気を付けた方がいいもの、危ないと言われることもあるけれど大丈夫なもの、心配のないもの、そして果物全体を通しての注意点を分けてお送りいたします。
注意したいもの

ぶどう(レーズン)
ぶどうは今では犬にNGとされている食べ物のひとつです。
症状は
嘔吐、下痢、元気が無くなり血液検査ではBUNやCREなどに異常が見られ
ひどい場合は腎不全等で死亡例の報告もあります。
症状が出るとすれば食べてから24時間以内。
原因は
論文は沢山出ているようですが、なぜダメか、
どの成分がダメかと言う研究結果はハッキリしておらず原因物質は不明とされています。
ぶどう自体ではなく、農薬に反応しているのでは?と言う話しもありますが
それも定かではありません。
中毒量は
体重1kgあたり
・巨峰 2~15粒。
・デラウェア 8~60粒。
(指標は出ていますが目安であり、個体差が大きくあります。)
どうする
今まであげていて大丈夫だった場合は『あげちゃった!!どうしよう。』などとは思わず気にせず
(今元気なら今までのは大丈夫です。)
ぶどうってあげてもいいのかな?と思った際にはリスクをおかしてまであげるものではないので、
あげないこともまたひとつの判断かと思います。
他のべリー系は?
ブルーベリーやラズベリー等は問題ありません。(ただ、果実の周りに付いている農薬やポストハーベスト等に反応してしまう子はいるかも知れません。また別の記事にて記述します。)
レーズンはぶどうを干したもので、こちらもぶどうと同じく中毒が認められています。
ワイン・ドッグ
そんな今ではNGとされているぶどうですが、ワインドッグと言う犬の仕事をご存知ですか??
ワイナリーには犬がいることが世界的に多く、ワイン・ドッグと言う職業が確率されているくらい犬達が活躍しています。彼らの仕事は主に4つ。①訪問者の歓迎、②嗅覚を用いて収穫時期のぶどうを知らせる、③うさぎ等のぶどうの葉や木の皮などを食べてしまう小動物を追い払う、④みなに癒しと笑顔を^^*
こうして、ワイナリーに犬の存在はとても大切な存在になっています。ワインドッグは昔からぶどうを食べていますが問題なく過ごしています。もちろん個体差はありますが、このことを考えてもぶどうそのものが悪いと言うのはやはり一概には言えません。

私たちが普段口にするワインやワインを使ったお料理。そこにはわんこ達の活躍があるかも知れません。わんこ達はこんな所でも人々のそばに寄り添ってくれていますね^^*
次回予告〜果物②イチゴとキシリトールについて〜